
天皇陛下は災害への備えと手助けを私共に呼び掛けておられる
天皇陛下のお誕生日に際してのご会見でのご発言では、大規模災害に関わる言及に少なくない部分を割いておられた。 それだけ、陛下のご懸念が深いことを示している。 これについても、陛下の視野は国内だけでなく、自ずと海外にまで及んでいる。 《引き続き被災地に心を寄せていく》 「東日本大震災の発生から間もなく11年を迎えます。この震災により、2万人を超える数多くは方が亡くなったり、行方不明になったりしたことは、今思い出しても深く心が痛みます。 その後の復興の過程で、人々の生活や産業を支える社会基盤の整備等は進んだものの、精神的なサポートを必要とする人が近年になってむしろ増えていると伺うなど、本当の意味での復興はまだ道半ばにあるものと思います。私は、雅子と共に、引き続き被災地に心を寄せていくつもりです」 ―「精神的なサポートを必要とする人が近年になってむしろ増えている」という、一般に見逃されがちな事実にまで、しっかりと目を届かせておられる。陛下が被災地の実情に細やかにお心を配って下さっていることが分かる。 その上で、「私は、雅子と共に、引き続き被災地に心を寄せ