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  • 執筆者の写真高森明勅

くにまもり演説大会、高森稽古照今塾、ゴー宣道場


くにまもり演説大会、高森稽古照今塾、ゴー宣道場

2月11日、くにまもり演説大会。


例年、審査員を仰せつかっている。今年はハイブリッド形式で開催。

会場参加者838名、オンライン視聴者815名、合計1653名が参加してくれた。

参加者はほとんど20歳代。会場は熱気に溢れている。

何しろ演説する弁士8名は、3次にわたる審査を突破してきたメンバーだ。期待度は高い。


応募資格は29歳まで。1514名がエントリーして、最後まで残った8名。だから、皆、20歳代とは思えない堂々たる演説ぶり。エントリーした多くは男性だったはずだが、残った8名のうち女性が5名。女性の健闘が目立つ。


山梨県のラジオ局のアナウンサーで、弁士の中で1人だけ当日やむを得ない事情で会場に来れず、事前に収録した動画が会場に流されたSさん(女性)に、私は最も高い点を付けた(審査員全員での審査結果は準優勝)。


彼女は、自分が担当している番組の中で、災害への事前の備えを呼び掛ける「備えましょう」というコーナーを、自身の提案で新しく設け、その時々に必要な情報を提供しているという。


大規模災害の際、避難する時間的な余裕があったにも拘らず、危険性を甘く見て多くの人々がその場にとどまり続け、あるいは逃げ遅れた結果、大きな犠牲を出した悲しい過去の実例を挙げて、「災害が迫った時に最初に逃げ出す1人になって欲しい。そうすれば多くの人の命を救うことができる」と訴えた。録画というハンディを乗り越え、胸に迫る素晴らしい演説だった。


2月12日、高森稽古照今塾。

テキストの他に、改めて「論理」の大切さについて少し時間を割いた。


2月13日、ゴー宣道場。

ゲストの馬淵澄夫衆院議員は現在、皇統問題を巡る党内の意見を取りまとめる重要なお立場。

それ故に突出を避け、極力、抑制的に語られた。しかしそれでも自ずと発露する熱情が、会場の参加者に感動を与えた。皇位の安定継承を巡る問題の行方は、決して楽観を許さない。

しかし、希望を捨ててはならないことを実感できる回になったのではないか。


道場終了後、ボランティアで設営や運営に当たって下さっている皆さんと盃を傾ける時間を持てた。お一人お一人の情熱に直接触れることができ、とても楽しい時間だった。

皆さん本当に有難う。

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