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  • 執筆者の写真高森明勅

祝日と休日

祝日と休日。


全く違う。 休日は単に日常的な労働をしない日を指す。


一方、祝日は国民にとって、 普段の日とは区別されるべき、 特別の趣旨と由緒を持ち、それ故に

「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日」

(祝日法第1条)とされている。 そうした特別な日“だから” 休日にしているのだ(同法第3条)。 ところが、 超党派のスポーツ議員連盟(麻生太郎会長)は、 3年後の東京五輪の開会式当日の他にも、

その前日、閉会式翌日も、「祝日」とする

法案の提出を検討しているとか。 具体的には、年間16の祝日を増やさない為に、 その年だけ、7月第3月曜日(20日)の

「海の日」を7月27日、10月(!)

第2月曜日(12日)の「体育の日」を 7月24日、8月11日の「山の日」を同10日に、 それぞれ“移動”させるという。


もう無茶苦茶。


「祝日」という概念自体を破壊したいのか。


なお、同年には2月23日が「天皇誕生日」となっているはずで、

今の天皇誕生日の12月23日も別の形で祝日として残っていれば、

年間の祝日の数は17になる。


念のため。

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