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  • 執筆者の写真高森明勅

「元皇族」

以前に紹介したかも知れない。

浅見雅男・岩井克己『皇室150年史』(平成27年刊) にこんな記述がある(カッコ内は引用者)。

「(昭和22年の旧宮家の皇籍離脱)以降に元宮家に生まれた者は 『元皇族』とはいえない。もしそう自称すれば詐称である」 「念のためにいえば(竹田)恒徳の3男恒和(竹田恒泰氏の父親)も …生まれたのは竹田宮家がなくなったあとだから元皇族ではないし、 本人がそう自称したこともない。 …元皇族で…それを鼻にかけて問題を起こしたような例は なかったようだ。 ついでにいえば、かつて皇族だった人、 つまり『元皇族』の血を引いている若者が、 『元皇族』として書物を出したり、 雑誌やテレビなどにしきりに登場したりもして いたが、そのようなことも時とともにあり得なくなる にちがいない」 著者は、お2人とも皇室を追究してきたジャーナリスト。 そうした「詐称」は、 腹に据えかねているのだろう。

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