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制約されたお立場の天皇陛下から渾身のメッセージを見逃すな

  • 執筆者の写真: 高森明勅
    高森明勅
  • 4 時間前
  • 読了時間: 3分
制約されたお立場の天皇陛下から渾身のメッセージを見逃すな

今年の天皇誕生日に際しての記者会見で、天皇陛下はかなり踏み込んだおことばは述べられた。

記者は驚き、その驚きは関連質問を生み出した。

その関連質問に対して、陛下はさらに一歩、踏み込まれた。


しかし、その緊迫したやり取りに気づかなかった人も多い。


私は2月のプレジデントオンライン「高森明勅の皇室ウォッチ」でこのことを取り上げた。

幸い誠実で知性的な多くの読者を得た(これは2月BEST記事に選ばれた)。


しかし政治(政府·国会)は、陛下からのメッセージに全く無視を決め込んだ。


このたびのオランダ、ベルギーご歴訪前の記者会見は、皇室典範の改正を巡り衆参正副議長らによる立法府の取りまとめ直後のタイミングだった。

天皇陛下は憲法の制約の中、ギリギリの表現で切り込まれた。

これに対して、さすがに多くの国民がそのメッセージ性に気づいた。


プレジデントオンライン今月2本目の6月19日公開の拙稿は、今回の「異例のおことば」をテーマに取り上げた。

是非とも広く読まれて欲しいし、皇室を守る為に多くの国民が陛下のお呼びかけに応じて声を挙げて欲しい。


天皇陛下が、皇室制度の変更の前提として敢えて「国民の理解」に言及されたご真意は、何か。

小泉純一郎内閣当時に設けられた「皇室典範に関する有識者会議」の報告書が女性天皇、女系天皇を認める提言を行った際に、旧宮家養子案を一蹴した。

その根拠の“第一”に挙げたのが「国民の理解」だった。


この事実と照らし合わせると、陛下がお伝えになりたかった内容は明らかだ。

特に注目すべきは関連質問2へのお答えだ。

だが、こちらはどれだけ真剣に受け止められたか。

このお答えは、陛下ご自身のご体験を踏まえて、「直系」継承の大切さを強調されたものだった。

敬宮殿下の「手本」がご自身であると明言された。


私がこれまで「令和流」とお呼びしてきたご一家お揃いで、或いは敬宮殿下とご一緒での

ご活動について、それが敬宮殿下への自覚的な学びの機会であることも、自ら明らかにされた。

これも私がかねて、皇室の大切な精神を次代を担うべき敬宮殿下に託す為のお取り組み、と申し上げてきたところだ。


これぞ令和の皇室における唯一最高の「帝王学」に他ならない。



▼追記

このところ身辺繁忙の為、暫くブログの更新が滞ってしまった。

今後は以前のペースを取り戻したい。

近況としては、共同通信が配信したインタビュー記事が各地の新聞に掲載された(配信は6月8日と10日)。

又「週刊ポスト」、「女性自身」、「週刊女性」、「FLASH」、英国「エコノミスト」などの取材にも、繰り返し応じている。


前衆院議員の吉田はるみ氏とのYouTubeLIVEも3回目になり、これまでの視聴数は合計で24万回を超えている。



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