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森英介衆院議長のお粗末な勘違い

  • 執筆者の写真: 高森明勅
    高森明勅
  • 13 分前
  • 読了時間: 2分

森英介衆院議長のお粗末な勘違い

去る4月15日に皇室典範の改正に向けて衆参正副議長の呼びかけで全政党・会派が参加した

全体会議(代表者協議)が約1年ぶりに開かれた。


その全体会議後の記者会見で、自民党麻生派の事務総長を務めた森英介衆院議長は「昨今の世論調査で女性天皇を望む声が5割を下回ったというアンケート結果もあるようでございます」と述べた。

しかし、そのような最近の世論調査の結果がどこにあるのだろうか。

近年の各種世論調査では6割から9割が「女性天皇」に賛成している。 


一方で、毎日新聞(3月3日配信)が先の衆院選の当選者465人のアンケート結果を発表している。

それによれば、自民大勝の選挙結果を反映して、賛成が47%で反対が34%という結果だった。 

もちろんこれは世論調査ではない。


しかし、森議長が区別すべき「世論調査」と「アンケート」を混同した言い方をしている事実からしても、勘違いしてこの結果を持ち出した可能性が高い。


記事の見出しが「女性天皇賛成、5割下回る /皇室典範改正に影響も  衆院選当選者」だった。

なので、見出しだけを見て、しかも肝心な最後の「衆院選当選者」という部分を見落としたか。


あまりにもお粗末だし、中立であるべき議長がアンチ女性天皇という偏った立場を前面に出してしまっている。失礼ながらこのような議長が取りまとめ役では、今後どのような展開になるか心もとない。



【追記】

①「週刊現代」4月13日号にコメント掲載。

②4月17日、プレジデントオンライン「高森明勅の皇室ウォッチ」が公開された。

Yahoo!でも配信。特にその中の次の一節が注目されたようだ。「人気が高いから天皇にふさわしいのではなく、本来、直系の長子として天皇にふさわしい方が、そのお人柄と自己研鑽ゆえに多くの国民から敬愛されている、という順序なのだ」


③「女性自身」4月21日発売号にコメントが掲載された。


④同日、今月2本目のプレジデントオンラインの原稿を仕上げた。


⑤「日刊ゲンダイ」4月23日発売号の人物紹介コーナーに。


⑥「週刊女性」4月28日発売号にコメント。

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