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  • 執筆者の写真高森明勅

小室圭氏へのバッシングを繰り返して来た週刊誌の赤っ恥


小室圭氏へのバッシングを繰り返して来た週刊誌の赤っ恥


小室圭氏の米国ニューヨーク州弁護士試験合格のことについては前に少しだけ触れた。

ところが、これによって赤っ恥をかいた週刊誌があったことには言及していない。


「週刊現代」「フライデー」元編集長の元木昌彦氏がその辺りを取り上げておられるので紹介する(「日刊ゲンダイDIGITAL」10月30日、9時06分配信)。


「(小室氏合格の)ニュースを聞いて、腰を抜かさんばかりに驚いたのは週刊誌編集部だったと思う。なぜなら、その週発売の週刊誌は、ほとんどが『不合格』を想定して特集を組んでいたからだ。


『「小室圭さん」不合格で「秋篠宮」を襲う「お誕生日の辟易」』(週刊新潮10月27日号)、

『小室圭さん不合格でも安泰の“証拠写真”そして佳子さまが動いた』(週刊文春・同)

『小室圭さん発見!「試験落ちてもクビにならない」高笑いのドヤ顔写真』(女性自身11月1日号)…だが、その“期待”を見事に裏切る快挙を成し遂げたのである」


「週刊誌はこぞって(小室家にお金を貸したという)元婚約者の言い分を一方的に流し続け、小室母子のプライバシーまで暴きたて、婚約は延期されてしまった」


「今年2月、2度目の試験に落ちた時、週刊誌は『小室圭は眞子さんに依存して生きていくしかない』と書き立てた。


だが、小室圭は、3点差を追う九回二死満塁で、起死回生の逆転ホームランを打ってみせたのである」


なお、「週刊新潮」は次の週の号(11月3日号)で以下のように嘯(うそぶ)いていたようだ(産経新聞10月29日付から再引用)。


「(試験結果の)合否が判明するまで“三度目の正直”を期した小室さんの起死回生については、

巷(ちまた)で否定的な見方が大勢を占めていた」


まるで他人事(ひとごと)だ。


なお敬称について、私自身は小室圭“氏”、眞子“さま”としている。


メディア関係では、皇室の方々に対して皇室典範に規定されている「陛下」「殿下」を用いず、

天皇陛下以外は全て“さま”で(勝手に)統一している(天皇皇后両陛下と申し上げる場合はさすがに“陛下”で、このケースだけは統一できなかったようだが)。


そのせいで、眞子さまのような元皇族については、皇族と区別する為に“さま”を使えず、“さん”に格下げしている。しかし、皇室の方々についてきちんと「陛下」「殿下」を用いるなら、元皇族について“さま”を使ってもちゃんと区別できるので、差し障りはない。


私の感覚では、現在の天皇陛下とご血縁も近く、皇族として誠実にご公務に取り組まれるお姿を拝見して来た方々について、皇族の身分を離れられたからといって、急に“さん”付けにするのは心理的に抵抗がある。


勿論、皇室の方々に対して個人的な気持ちを込めて“さま”を用いることは、よほど公式な場面ならともかく、取り立てて問題視するには及ばないだろう(“愛子さま”でなく“敬宮殿下”に統一しろ!と目くじらを立てるつもりはない。「天皇さま」という語をタイトルに用いた敬愛の念に

満ちた著書もある)。


追記


今月のプレジデントオンラインの拙稿(10月28日公開)はそれなりに反響を呼んでいるようだ。

「The Tokyo Post」の拙稿は10月31日11時に公開。

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