去る10月16日、秋篠宮家のご次女、佳子内親王殿下はガールスカウト日本連盟が開催した「ガールズメッセ2022」にご臨席の上、ご挨拶の中で次のようにお述べになった。
「ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限に生かす道を選べるようになることを、そしてそれが当たり前の社会になることを切に願います」と。
これは一昨年の日本ガールスカウト運動100周年記念行事「国際ガールズメッセ プレイベント」、昨年の同「国際ガールズメッセ」におけるオンラインでのご挨拶の表現とほぼ重なる
(昨年については10月11日公開のブログで取り上げた)。
佳子殿下のお考えがストレートに表現されていると拝察できる。これは当然、ご自身を含め、皇室の在り方についても、同じように考えておられる内容だろう。
皇位の継承資格を「男系男子」だけに限定する明治以来のルールが「ジェンダー平等」からかけ離れていることは明らかだ(しかもそれが皇位の「世襲」継承そのものを至難にしている)。
お立場に照らして、勇気あるご発言と申し上げるべきだろう。
謹んで敬意を捧げる。
追記
今月のプレジデントオンラインの連載「高森明勅の皇室ウォッチ」は28日の公開予定。