この度の参院選候補者へのアンケート結果(ZERO選挙2022参院選候補者アンケート)を見ると、「女性が天皇になるのを認めること」への明確な反対は極めて少ない。
政党別に整理すると、主な政党(自民党・立憲民主党・公明党・日本維新の会・共産党・国民民主党・れいわ新選組・社民党)のうち、自民党以外は全て「反対」が0%。
その自民党でさえ反対は16%にとどまる。少し腰が引けた「やや反対」が22%。“マッチョ保守”のイメージが強い日本維新の会でも「やや反対」が僅か3%で、反対はゼロ。
維新の会より「やや反対」の比率が高いのは国民民主党で、4%。「やや反対」も、これら自民党・国民民主党・維新の会の3党だけ。以上は勿論、あくまでも今回の候補者を対象とした限定的なアンケートの結果に過ぎない。
しかし、そうではあっても、政治家「世間」の「女性天皇」に冷淡な“空気”と、個別の候補者自身の感覚との齟齬が、はっきりと露呈している。
このような事実は、大きな力を揮(ふる)っているように見える“空気”の脆弱さを浮き彫りにしていて、なかなか示唆的ではあるまいか。
最も目立つ「どちらとも言えない」という回答(自民党49%、維新の会90%、れいわ100%)は勿論、「やや反対」も含めて、政治情勢などで多くは「賛成」に回る可能性があると考えられる(与党の公明党は「賛成〔18%〕」「やや賛成〔50%〕」を合わせて68%)。
本当に“敵”とすべき勢力の実態(!)は、決して恐れるに足りない。いかに味方を増やし、
敵を孤立させて行くか。
時間の制約があるので油断、楽観はもとより禁物ながら、国民の真剣な取り組み方次第では「女性天皇」の実現(歴史的には復活!)に大きな展望が開けてくるはずだ。
追記
全国各地での候補者への個別アプローチについて、サイト「愛子天皇への道」への報告件数は、6月29日19時半現在の集計で、25都道府県103件に達している。関係各位の熱意に敬意を表する。
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