
秋篠宮家のご次女、佳子内親王殿下におかれては、10月10日、赤坂御用地の宮邸において、オンライン形式で開催された日本のガールスカウト運動100周年を祝う「国際ガールズメッセ」の式典などを視聴され、式典にはビデオメッセージをお寄せになった。
そのメッセージの中では、ジェンダーギャップ指数に触れられながら(同指数の扱い方に注意を要することは以前、指摘しておいた)、以下のように述べておられる。
「ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、そしてそれが当たり前の社会になることを切に願います」と。
意味深長なご発言ではあるまいか。
これは、従来、男性天皇・男性宮家だけに限られていた皇室でも、新たに女性天皇・女性宮家が認められることに前向きな姿勢を示唆されているのか、それとも、ご自身も皇族の身分を離れて
「自らの可能性を最大限生かす道を選べるように」願っておられるお気持ちを、暗示されているのか。
奇しくも同日、岡山で開催された第101回ゴー宣道場のテーマが「女性天皇・女性宮家は不可能なのか?」。
会場を埋め尽くした参加者の熱気に、ゲストのコラムニスト、矢部万紀子氏が驚いておられた。
大成功だろう。
この企画の準備・運営に当たられた皆さんに感謝する。
打ち上げの締め括りの挨拶を指名されたので、次のように述べた。
「状況は厳しく険しい。しかし、ここにいる我々が諦めたら全ては終わる。我々こそ皇室の未来への最後の希望だという覚悟で、一緒に頑張ろう」と。