• 高森明勅

東日本大震災追悼式でのおことば



3月11日、東日本大震災10周年追悼式が東京・国立劇場で執り行われた。

その時の天皇陛下のおことばから、一部を謹んで掲げさせて戴く。


「今後、困難な状況にある人々が、誰一人取り残されることなく、一日も早く平穏な日常の暮らしを取り戻すことができるように、復興の歩みが着実に実を結んでいくよう、これからも私(わたくし)たち皆が心を合わせて、被災した地域の人々に末永く寄り添っていくことが大切であると思います」


「私も、皇后と共に、今後とも被災地の方々の声に耳を傾け、心を寄せていきたいと思います」


「今なお様々な困難を背負いながらも、その苦難を乗り越えようとたゆみない努力を続けている人々に思いを寄せ、安らかな日々が一日も早く戻ることを皆さんと共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします」


ゆっくりと、丁寧に読み上げていかれる天皇陛下のお声には、深く切実な御心が籠められているのを感じた。お隣に慎ましく立たれた皇后陛下も、お気持ちを一つにされているのが伝わる。


「誰一人取り残されることなく」…

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神道学者 / 歴史家 / 天皇・皇室研究者  高森明勅公式サイト

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