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  • 執筆者の写真高森明勅

「養子」の離縁率は意外と高い

更新日:2021年1月23日


「養子」の離縁率は意外と高い

旧宮家系国民男性が「養子」として皇室に入れるように制度を改正すれば良い、という提案がある。しかし、制度改正をすれば、わが子を養子として皇室に入れようとする人物が現れる訳ではない。


又、そのような養子を受け入れる宮家が実際にあるかも疑問だ。更に、私の身近で、国民同士の養子縁組みがうまく行かなかった実例を、いくつも知っている。国民同士でもそうなら、皇室への養子だと、一層、難しいだろう。国民に対して憲法が保障する権利・自由が大幅に制限され、プライバシーも十分守られない等々、生活条件がまるで違うからだ。


先日、高森稽古照今塾の優等生、Hさん(女性)が国民同士の養子縁組みの「離縁率」の具体的な“高さ”を教えてくれた。e‐Stat政府統計の総合窓口によれば、最新の平成30年の統計で以下の通り。


養子縁組 113,824組。

養子離縁 35,193組。

35,193÷11,3824=0.309…


国民同士でも、何と3割以上という高さ。これが国民から皇室への養子縁組みだと、一体どうなるか。


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