![国民民主党・玉木代表の国会質問](https://static.wixstatic.com/media/875445_93e637732a0a4db8a7b09e1a72ec198e~mv2.jpg/v1/fill/w_108,h_83,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/875445_93e637732a0a4db8a7b09e1a72ec198e~mv2.jpg)
11月4日、国民民主党の玉木雄一郎代表が衆院予算委員会で質問に立たれた。皇位の安定継承への取り組みは、「立皇嗣の礼」が終わったら、直ちに始めるのか、という主旨の質問だ。
これに対し、菅義偉首相は特例法の附帯決議の趣旨を尊重し、「速やかに」行う旨の答弁を行った。
その他には、特に目新しい内容は無い(前置きとして、例の「男系の重み“など”を踏まえ“ながら”…」を繰り返しただけ)。しかし、立皇嗣の礼を目前に控えたこのタイミングで、政府にこれ以上、先延ばしをさせない為に、きちんと“釘”を刺して戴いたのは、貴重だ。又、同党がこのテーマを重視している姿勢を鮮明にされたことも、心強い。
恐らく自民党の中にも、そうした国民民主党の姿勢に共感している議員が(河野太郎大臣や甘利明税調会長など以外にも)いるはずだ。それにしても、産経新聞がこのやり取りを「菅首相、皇位継承『男系継承の重み踏まえる』」という記事にして(11月4日、17時26分配信)、何の変哲もない“前置き”の部分を主に取り上げ、「(先延ばしせず)速やかに」という答弁のポイントを全く抜かしてしまったのは、意図的な印象操作というより、この時の「質問と答え」の主眼そのものを理解できなかった為だろう。