![天皇陛下、教育関係者にご配慮](https://static.wixstatic.com/media/875445_3ef9ebc13364480c93e2ca5804dcad01~mv2.jpg/v1/fill/w_144,h_111,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/875445_3ef9ebc13364480c93e2ca5804dcad01~mv2.jpg)
10月1日、天皇陛下には皇居にある宮中三殿にて旬祭(しゅんさい)。旬祭は毎月、1日・11日・21日の3回行われる。その内、1日は天皇陛下が御直衣(おのうし)を召されて、親しくご拝礼になる。
他の11日・21日は侍従(じじゅう)によるご代拝が例となっている。陛下の祭祀へのご熱心なお取り組みは、つとに平成の頃からよく知られている事実だ。
その後、赤坂御用地にある、お住まいの赤坂御所(ごしょ)に東京都内の小中学校の校長らを招かれて、新型コロナウイルスへの学校現場の対応について、実情をお聴き取りになった。面会は予定時間を大幅に超過して約2時間に及んだという。その中で、様々な努力を重ねる教職員らに、ねぎらいのお気持ちをお示しになられた。
陛下は「先生方に疲れが出て来ているのでは」と心配しておられたという。
皇后陛下も、臨時休校中の児童虐待や、感染者に対する心ない中傷などの問題を、心配しておられた。この度、わざわざ御所に教育関係者を招かれたのは、先生方へのお労(いたわ)りはもとよりながら、何よりも、かねて辛い状態が続いている児童・生徒らを、深く心配されている両陛下のお気持ちの表れだろう。