• 高森明勅

皇后陛下のお誕生日



皇后陛下のお誕生日

12月9日、皇后陛下の「皇后」として初めてのお誕生日。56歳になられた。心からお祝いを申し上げる。「お誕生日に際してのご感想」から。


「年の初めから、上皇陛下のご即位30年、上皇上皇后両陛下ご結婚60年をお祝いする様々な行事や、退礼正殿の儀を始め、上皇陛下のご退位に関わる様々な行事がございましたが、平成最後のお務めの一つ一つを、それ迄とお変わりなく、お心を込めて大切にお務めになるお姿が深く心に残っております」


「天皇陛下のご即位以来、5月の皇居での一般参賀や、11月の国民祭典、祝賀御列の儀などの折に、多くの国民の皆様から、思いがけないほど本当に温かいお祝いを頂きましたことに、心から感謝しております。また、この7か月の間に、地方への訪問、都内での行事などを通して、国民の皆様と接する中で、多くの方々から温かいお気持ちを寄せていただいたことを嬉(うれ)しく、またありがたく思いながら過ごしてまいりました。


日本国内各地で出会った沢山の笑顔は、私にとりましてかけがえのない思い出として心に残り、これからの歩みを進めていく上で、大きな支えになってくれるものと思います。同時に、このような国民の皆様の温かいお気持ちは、平成の御代(みよ)の間、上皇上皇后両陛下が国民と苦楽を共にされながら、長きにわたって国民に寄り添われ、ご立派にお務めを果たされたことによるところが大きいものと深く感謝しております。


そして、これからの日々、陛下とご一緒に、国民の皆様の幸せを常に願いながら、寄り添っていくことができましたらという思いを新たにしてまいりました」


「来年は、いよいよオリンピック・パラリンピック競技大会が東京で開催されますが、ラグビーワールドカップ2019日本大会のように、スポーツの素晴らしさを目の当たりにすることができるのみならず、多様な背景を持つ世界の人々がお互いを尊重し合い、友好を深める良い機会になるとともに、東日本大震災の被災地にとっても大きな力になることを願いたいと思います」


「天皇陛下には、ご即位以来、皇居宮殿での儀式などにとてもお忙しい毎日をお過ごしでいらっしゃいます。顧みますと、上皇陛下には、80代半ばを迎えられていた今年4月まで、このように重いご公務を毎年欠かさずお務めになっていらっしゃいましたことに深い敬意の念 を新たにいたします。また、上皇后陛下には、平成の御代の間、皇后としてのお務めを果たされながら、上皇陛下を常にお傍(そば)でお助けになり、上皇陛下のお力になってこられました。


上皇后陛下には、今年ご手術をお受けになり、ご案じ申し上げましたが、上皇上皇后両陛下には、これからもくれぐれもお体を大切になさり、永くお元気にお過ごしになりますよう、心よりお祈り申し上げます。そして、ご譲位後も私たちの歩みを温かくお見守りいただいてきましたことに深く感謝申し上げます」


「天皇陛下には、お忙しい中でもいつも私の体調をお気遣い下さいますことに心より感謝申し上げます。私も、天皇陛下のお務めの重さを常に心にとどめ、陛下をお傍でお助けできますように健康の一層の快復に務めながら、皇后としての務めを果たし、陛下とご一緒に、国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたいと思っております」


「この機会に、特に今年、国民の皆様からお寄せいただいた格別の温かい祝福のお気持ちに、重ねて厚く御礼申し上げます」皇后陛下には、今もなお「引き続きご治療を継続して」おられ「依然としてご快復の途上に」あられる(医師団見解)。


数々の重要な儀式や行事にご立派にお取り組み戴いているのも、「様々な工夫を重ねながらご体調を整えるなど、皇后陛下のご努力によるところが大きい」(同)。


まさに感謝以外ない。それにしても、今年の「ご感想」には「安堵(あんど)」「嬉しく」「感謝」「温かい」という、明るい言葉が特に目につく。取り分け、国民に対して、これほど率直に、繰り返し「感謝」のお気持ちを表明して下さっているのは、稀有なことではあるまいか。国民の1人として有難く、身の縮むような思いだ。

「ごらんよ光は君とともにいる 君が笑えば世界は輝く 誰かの幸せが世界を照らす 僕らのよろこびよ君に届け」

(「Jaurney to Harmony」作詞、岡田惠和氏)

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