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執筆者の写真高森明勅

付和雷同

昭和天皇は、先の大戦の敗戦の原因の1つとして、 「付和雷同」の傾向を持つ日本人の国民性を挙げておられた (木下道雄『側近日誌』)。

付和雷同とは何か。

定まった主義・主張がなく、 他人の意見や行動にすぐ同調してしまうこと。

同調圧力を、“圧力”とさえ自覚しないまま、 「空気」(山本七平氏)に進んで適合しようとする。

それが付和雷同。

そこで、人々が“空気”を感じ取る範囲が 「世間」(阿部謹也氏)だろう。

「世間」の「空気」を(意識されざる)判断基準とすれば、 自ずと「付和雷同」という結果を導く他ない。

ゴー宣道場は、そのような付和雷同性に抗い、 自立した思考を護る“砦”でありたい。

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