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  • 執筆者の写真高森明勅

「初孫」LINEスタンプ

更新日:2021年1月20日

「初孫」LINEスタンプ

私が携帯電話を使い始めたのは14年前。世間よりはだいぶ遅い。


秋篠宮妃紀子殿下のご懐妊が明らかになり、いよいよご出産も近付いた頃、テレビ朝日のスタッフから、特別番組を企画しているので、急な出演依頼を受けて貰えるように、携帯を持って欲しい、と懇願された。


費用は全部、テレビ局が持つ、という話では全然なかったが、これを機会に、思い切って“携帯”なる新しいツールを持つことにした。


それからガラパゴス携帯(ガラケー)などという、いささか軽蔑的な言葉が生まれても、軽薄に新型携帯(スマートフォン)に浮気することなく、在来型の携帯を(機種変更しながら)比較的最近まで愛用していた。


しかし、身内と携帯会社の「アメとムチ」による攻勢を防ぐ術(すべ)がなく、遂に“スマホ”の軍門に下った。

しかし、スマホにはLINE(ライン)という新機能が搭載されていた。勿論、登録者は家族を含めて10名以内、と厳選している。それにしても、便利。私は普段、「便利は敵」というモットーで生活しているつもり。だが、このLINEは恥ずかしながら活用している。

愛犬の豆太郎(ダックスフンド)と大福(柴犬)がわが家で安らかに寝ている姿を写して、別に暮らしている長男や長女のもとにLINEで送ったり。長女がシンガポールで暮らしていても、即座に届く。LINEを使えば、国境を超えた娘との会話も自由にできる。だから仕方なく活用することになってしまう。

最近は、長男から今年の3月に生まれたばかりの、わが初孫の写真や動画が毎日、送られてくる。遂に自力で寝返りが打てるようになった。その“初”寝返りの様子を撮した動画が届いた。思わず、本人がそこにいなくても、拍手をしてしまう。その便利なLINEの機能に、意思の伝達を“楽しく”助ける「スタンプ」と呼ばれる図案がある。


このところ、長男から届くメッセージに、何と、可愛い初孫の写真を素材にした「おはよう」「ありがとう」「オッケー」その他のオリジナルのスタンプが、ふんだんに使われている。驚いた。本人に尋ねると、お嫁さんが独自に制作したらしい。こんなことまで出来るとは。

LINEを搭載したスマホは侮れないぞ(って、今さら気付いているのは時代遅れの私くらいか。しかも他の機能は通話以外、ほとんど使う気がない)。


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