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  • 執筆者の写真高森明勅

新型コロナによる死者数の推移

更新日:2021年1月20日

新型コロナによる死者数の推移

この頃、新型コロナウイルスの感染拡大の「第2波」とか、不安を煽るメディアもあるようだ。しかし、PCR検査陽性者を一括りに「感染者」呼ばわりするのは感心しない。又、分母になる検査数の変化や、検査対象者の属性などの情報が抜けていては、実態を見誤ってしまう。


そもそも、肝心な今回の検査の感度・特異度に、キチンと注意が払われている気配がない。


新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザA型・B型やマイコプラズマ肺炎などでも、陽性反応が出ている可能性を指摘する専門家の声に対して、納得できるアンサーはなされているのか。


東洋経済オンラインが掲載している「新型コロナウイルス 国内感染の状況」から、直近の8月7日迄の「死亡者数」の変化を見てみたい(但し、この死亡者数も他の死因によるケースが含まれていて、多めの数字が出ている可能性を考慮する必要がある)。


3月1日・5名→4月1日・57名(52名増加)→5月1日・432名(375名増加)→6月1日・894名(462名増加)→7月1日・974名(80名増加)→8月1日・1010名(36名増加)→8月7日・1038名(28名増加)。


これで「第2波」なのか(なお死亡者の8割強は70代以上の高齢者で、糖尿病・高血圧などの基礎疾患を抱えるケースが目立つようだ)。

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