
昨年12月1日、敬宮殿下23歳のお誕生日。
この日の情景が次のように描写されている(「文藝春秋」令和7年2月号)。
「23歳になった愛子さまだが、この日の夜、帰宅するとダイニングテーブルの上に、両陛下からのプレゼントがメッセージカードとともに置かれていたという。
『両陛下は毎年、愛子さまにプレゼントを贈られますが、箱に掛けるリボンの色が年ごとに変わるのです。今回は白でした。
これからも純粋なお気持ちで公務や仕事に臨んで欲しいというご両親の願いが込められているのではないでしょうか』(両陛下を知る人物)
…愛子さまは、これまでいただいたリボンを箱に保管されて来た。23本目のリボンを大切にしまいながら、こうおっしゃったという。
『いつか箱に入りきらなくなるかも』その言葉で、ご一家は笑いに包まれたという」
敬宮殿下一流のユーモアだ。それほど沢山のプレゼントを両陛下から戴く、ということを意味するので。
しかし、このお茶目なセリフの背景には、お誕生日ごとのリボンが箱一杯になって、入りきらなくなるまで長い間、両陛下のお側に、つまり皇室に留まり続けたい、というお気持ちが込められているのではあるまいか。ご一家の笑いも、そのような含意を踏まえて理解すべきもののように思われる。
▼追記
①2月15日、3月に控えた皇居勤労奉仕の事前勉強会。
勤労奉仕に参加できない大学生たちも出席してくれた。
②天皇誕生日に合わせて「弁護士JPニュース」が私への取材をもとにした記事を公開。
③今月のプレジデントオンライン「高森明勅の皇室ウォッチ」は2月28日に公開予定。