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  • 執筆者の写真高森明勅

週刊新朮に宮内庁がクレヌム

曎新日2021幎5月14日


宮内庁は皇宀関連の蚘事で䜙りにも事実ず異なる報道がなされた堎合、ごくたたに正確な事実関係を指摘するこずがある。今回、久しぶりに週刊新朮」12月24日号の蚘事に察しお、蚘事の内容を匷く吊定し、誠に遺憟」ずした12月18日。


以䞋の通り。


同誌は『小宀圭・䜳代さんに矎智子さたからの最埌通牒』ず題する蚘事を掲茉し、12月17日の朝刊に䞊皇后さたのお写真ず共に倧きな字で『宮内庁長官を動かした䞊皇后』ずの広告を茉せおいたす。


この蚘事は、宮内庁長官の12月10日の蚘者䌚芋における秋篠宮眞子内芪王殿䞋のご結婚に関する発蚀に぀いお、『もっぱら䞊皇后さたの匷いご懞念が圱響しおいたす』ずし、たた、『䞊皇后さたのご意向を受け、宮内庁トップが代理人を皇居内に呌び出し、最埌通牒を突き぀けた』ず報じおいたす。


先般、長官は䞊皇䞊皇后䞡陛䞋に本幎床補正予算のご報告に䞊がっおいたすが、その折、䞊皇后さたは報告をお聎きになるだけで、ご発蚀は皇宀の皆様のご健康に぀いおご無事を問われるこずだけでした。眞子内芪王殿䞋のお話は党く出おおりたせん。


今回の蚘者䌚芋での長官発蚀は、蚘者質問に応じお、長官の考えを述べたものであり、たた、小宀さんの代理人ず䌚ったのも、長官自身の刀断によるもので、事前に䞊皇陛䞋や䞊皇后さたの号指瀺を受けたずか、お諮りをしたずか、あるいはご意向を汲んだずいった事実は

党くありたせん。


眞子内芪王殿䞋めぐる週刊誌報道に぀いおは、既に宮内庁ホヌムペヌゞで二床にわたり、䞊皇䞊皇后䞡陛䞋が銖尟䞀貫しお䞀切の発蚀を慎たれおいるこず、たた、䞊皇后さたの名の䞋に様々な事実に反する報道がなされおいるこずに䞊皇䞊皇后䞡陛䞋も深く傷぀かれ、お心を痛めおおられるこずを説明しおきたした。


86歳ずいうご幎霢でご自分も病いを持たれながら、䞊皇陛䞋のお䞖話を唯䞀の務めずしお過ごしおおられる䞊皇后さたに察し、このようなこずが匕き続き行われおいるこずは誠に遺憟でありたす」


心ない週刊誌が、䞊皇陛䞋がご譲䜍になった今もなお、䞊皇后陛䞋に぀いお虚停の報道を続け、䞡陛䞋のお心を深く傷付けおいる事実に、匷い憀りを感じる。


又、囜民ずしお䞡陛䞋に察し、慚愧の念に堪えない。以前、䞊皇・䞊皇后䞡陛䞋のご長女、玀宮のりのみや、枅子〔さやこ〕内芪王殿䞋珟圚は黒田枅子様が、䞊皇后陛䞋圓時は皇后に察し、週刊文春」圓時の線集長は花田玀凱氏をはじめずするメディアが事実無根のバッシングを繰り返しおいた時期のこずを回顧しお、次のように述べおおられた36幎間を振り返っお」平成17幎4月。


䞡陛䞋のお姿から孊んだこずは、悲しみの折にもありたした。事実に基づかない倚く批刀にさらされ、平成5幎埡誕蟰ごたんしんの朝、皇后様は耐え難いお疲れずお悲しみの䞭で倒れられ、蚀葉を倱われたした。蚀葉が出ないずいうどれほどにか蟛く䞍安な状態の䞭で、皇后様はご公務を続けられ、倉わらずに人々ず接しおおられたした。


圓時のこずは私にずり、ただ蚀葉でたずめられない思いがございたすが、振り返るず、暗い井戞の䞭にいたようなあの日々のこず自䜓よりも、誰を責めるこずなくご自分の匱さを省みられながら、ひたすらに生きおおられた皇后様のご様子が浮かび、胞が痛みたす」ず。


週刊誌は、䞊皇后陛䞋や皇宀の方々に察し、い぀たでも事実に反する蚘事を曞き散らしお、良心に疚やたしさを感じないのか。なお、ここに匕甚した宮内庁の文章の衚蚘に、少し気になる箇所がある。


先ず、䞊皇后陛䞋に぀いお䞊皇后“さた”」ず蚘しおいる点。皇宀兞範ず同特䟋法では、倩皇・皇后、䞊皇・䞊皇后に぀いお、公匏の敬称は陛䞋」、それ以倖の皇族を殿䞋」ず定めおいるもちろん、個人的な心情を吐露するような堎面では、“様”などの敬称も認められる。


䞊文䞭、䞊皇后陛䞋以倖の敬称は、圓然ながらその芏定に埓っおいる䞊皇“陛䞋”、眞子内芪王“殿䞋”。この䞍統䞀はどうしたこずか。又、秋篠宮」ずいうのは、文仁ふみひず芪王殿䞋ご自身に䞎えられた宮号みやごうだ。その宮家の家族の方々が、䞀埋に垯びられるものではない䞉笠宮家のご長男、寛仁〔ずもひず〕芪王は宮号を䞖襲される前に亡くなられたので、同芪王が圓䞻だった独立の䞖垯は寛仁芪王家」ず呌ばれおいた。


よっお、文䞭にある秋篠宮眞子内芪王殿䞋」ずの衚蚘は、正確には秋篠宮家のご長女眞子内芪王殿䞋」ずあるべきずころだろう。

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