高森明勅4 分前3 分皇位継承問題「旧皇族」という言葉をいい加減に使う人物や文章には要注意!「元皇族」という言葉がある。かつて皇族だった方が、皇族の身分を離れられた場合、「元皇族」と申し上げる。 一定期間、皇統譜に登録された後に、そこから戸籍などに移られるというケースだ(稀に外国籍を取得された事例もあった)。「旧皇族」という語も、元来は「元皇族」と同じ意味であり、...
高森明勅2 日前3 分皇室天皇陛下の青春の記録『テムズとともに』の印象的な一節わが国の皇室の特徴の一つは、天皇ご自身が和歌を詠まれ、あるいは歌集の勅撰を主宰され、学問を深められて、更にご著書までお持ちの例さえ珍しくないという事実だろう。 この事実に基づき、これまで『皇室文學大系』(全4巻。元の書名は『列聖全集』大正4~6年。大系本は昭和54年)をはじ...
高森明勅5 日前4 分皇位継承問題旧宮家プランは憲法の例外規定の適用を受けないので門地差別男系限定論者が唱えて来た唯一の方策である旧宮家プランは、憲法が禁じる「門地による差別」に当たり、一発アウト。 この衝撃に男系限定論者がうろたえているようだ。 挙げ句の果てに、窮地から何とか抜け出そうとして、「旧宮家=天皇・皇族と同じく門地差別禁止の例外」というムチャな混同を...
高森明勅7 日前2 分皇位継承問題旧宮家プランは後退を重ねて遂に“袋小路”に追い込まれた男系限定論者が唱えて来た唯一の方策だった旧宮家プラン。 元々、旧宮家系国民男性がそのまま新しく皇籍を取得できる制度を設けようとしていた。 昨日まで国民だった人物が、法的措置だけで今日からは皇族という、非常識な提案だ。 それを旧宮家の“復活”とか、旧皇族(!)の皇籍“復帰”と...
高森明勅3月16日3 分皇位継承問題元内閣法制局長官が旧宮家プラン=憲法違反を認定した重み男系限定論者らが唱え続けて来た旧宮家プラン。 既に代表的な憲法学者が、憲法が禁じる「門地(血筋・家柄)による差別」(第14条)に該当する疑いを、指摘しておられる。 ◎東京大学教授・宍戸常寿氏 「法律(皇室典範)等で、養子たりうる資格を皇統に属する男系男子に限定するならば…一...
高森明勅3月14日4 分皇位継承問題驚き桃の木!憲法学の教科書に堂々と「山田王朝」の記述憲法学者で中央大学名誉教授の長尾一紘氏の『日本国憲法〔全訂第4版〕』(平成23年、世界思想社)に以下の記述がある。 「言論界において、天皇制度廃止論者がごく少数ながら存在する。そのほとんどすべてが女系天皇に賛成しているのはなぜであろうか。女系天皇の導入が皇室消滅をもたらしう...
高森明勅3月12日3 分皇室皇室祭祀において天皇と皇太子が中軸であることの意味皇室祭祀の中軸は天皇と皇太子である(佐伯有義氏『祭祀令注釋』、川出清彦氏『皇室の御敬神』、鎌田純一氏『皇室の祭祀』など参照)。 恒例祭祀の大祭に当たり、心身を清められて宮中三殿の殿内に入られるのは、天皇・皇后、皇太子・皇太子妃だけ(皇太子が不在である現在は「皇嗣」の秋篠宮殿...
高森明勅3月9日4 分皇位継承問題女性天皇=「中継ぎ」論はもともと政治的背景から生まれた歴史上の女性天皇は果たして「中継ぎ」だったか、そうではなかったのか? この問題を考える場合、いくつか手前に整理しておくべきことがある。まず、そもそも皇位継承における「中継ぎ」とはどのようなケースを指すのか。その概念規定を共有していなければ、意味のある議論はできない。これまで...
高森明勅3月5日2 分皇位継承問題ChatGPTを利用して皇位の安定継承を巡る2つの質問を試みたこのところ注目を集めているChatGPTを利用して、AIに「皇位の安定継承」を巡る2つの質問をしてみたところ、瞬時に回答が出てきた。まだ“進化”途上である点を差し引いても、いささか興味深い内容なので1つの参考として紹介しておく。 AIに質問...
高森明勅3月4日2 分皇室天照大神が皇室の祖先神であることは政府見解でもある!このところ、皇位の安定継承を巡る議論に関わって、天照大神が皇室の祖先神であるという揺るがぬ事実を、「保守」系と称する人が必死になって疑おうとする、という奇妙な光景を時折、見かけることがある(だが一方、よほどのオッチョコチョイでなければ、まさかスサノオのミコトやイザナキ・イザ...