高森明勅23 分前2 分皇位継承問題皇位継承問題は最優先で取り組むべき喫緊の課題ではないのかれいわ新選組は皇位継承問題について、以下の見解示している(「れいわ新選組としての 『全体会議』への意見表明」5月17日)。 「天皇制のあり方や皇位継承の問題について国内で世論が二分されている中で、それに目を奪われて、本当に喫緊の課題である大多数の国民が望む経済政策への議論が...
高森明勅2 日前2 分皇室「姫宮」を称える令和4年歌会始での信子妃殿下のお歌敬宮殿下がご成年を迎えられた翌年の歌会始で寛仁親王妃信子殿下は次のようなお歌を詠まれた。この時のお題は「窓」。 成人を 姫宮むかへ 通学に かよふ車窓の 姿まぶしむ これに宮内庁は以下の解説を付けている。 「寛仁親王妃信子殿下には、愛子内親王殿下を、ご幼少時より深い敬意と愛...
高森明勅6 日前3 分皇室敬宮殿下が4歳の頃のお優しさとご聡明さ私には4歳の孫娘がいる。 それに結び付けるのは畏れ多いが、敬宮殿下の4歳の頃を振り返ってみたい。 平成18年の天皇陛下(当時は皇太子)のお誕生日に際しての記者会見から。 「愛子も4歳を迎え、今年の4月からは学習院幼稚園に通うことになりました。...
高森明勅7月16日2 分皇室見逃されがちな3月11日の黙祷を巡る皇太子と傍系皇嗣の違い天皇陛下は毎年、「6つの日」に黙祷を捧げて下さっている。 戦争にちなむ沖縄での組織的な戦闘が終結した日(6月23日)、広島·長崎への原爆投下の日(8月6日·9日)終戦記念日(同月15日)と、災害にちなむ阪神淡路大震災(平成7年)が起きた「1月7日」と...
高森明勅7月12日2 分皇位継承問題保守系人士の本音「やっぱり男系限定は無理ですよね」少し前の出来事を紹介する。 講演で地方に呼ばれた時の経験だ。保守系の数百人規模の集まりがホテルで行われ、そこで話をした。講演の後、レセプションにも参加したら、そのまま、運営関係者の懇親会にも招かれた。 皆さんが私の話を熱心に聴いて下さっていたことが伝わり、嬉しい。更に、運営...
高森明勅7月9日3 分皇位継承問題もし「万世一系」を維持したいのであれば選ぶべき道は1つ「万世一系」とは何か。 皇位が、「皇統」によって、過去·現在·未来に亘り、揺るぎなく継承されるべきである、との(事実を踏まえた)規範だろう。 そこで問われるべきは、皇統の概念だ。 しかし、これもシンプルに「天皇のご血統」と定義できる。それが男系に限定されないことは、(伊藤博...
高森明勅7月6日2 分皇位継承問題旧宮家養子縁組案の対象とされている人達が非嫡系という問題多くの問題点が指摘されている旧宮家養子縁組プランについて、これまで見逃されがちな 論点も追加しておく。 有識者会議のヒアリングで憲法学者で京都大学名誉教授の大石眞氏が指摘された問題点だ (令和3年5月10日提出の説明資料)。...
高森明勅7月3日3 分皇位継承問題旧宮家系男子が法律だけで皇籍取得する案を推す「神社新報」「神社新報」(6月24日号)の論説に旧宮家プランを巡り、以下のような主張が展開されていた。 「さまざまな条件を考慮すれば、養子の実現も決して容易ではない。…いざという時のために第三案(旧宮家系国民男性を法律だけで皇族にするプラン)も同時に立法化しておくべきではなからうか。...
高森明勅6月30日2 分皇位継承問題皇位継承における「正当性」と「正統性」を巡る常識的な考察皇位継承の「正統性」は男系だけが支える、という言説を見掛ける。果たしてそうか。 それを吟味する場合、正統性だけでなく、「正当性」という視点も欠かせない。 先ず「正当性」と「正統性」の区別から。 正当性とは道理にかなって正しいこと。こちらは理性に照らして“正しい”と納得できる...
高森明勅6月24日2 分皇室天皇陛下「いっそこのまま時間が止まってくれたら」私の手元に天皇陛下のご著書『テムズとともに 英国の二年間』が2冊ある。 1冊は、平成5年に学習院教養新書として刊行されたもので、「創立125周年記念」という文字も印刷されている。発行元は学習院総務部広報課。 もう1冊は、前者の新装復刊で、令和5年に紀伊國屋書店から刊行された...