高森明勅2 日前2 分政治天皇陛下から首相に任命される前に解散宣言の違憲疑惑石破茂首相が天皇陛下から首相に任命される前の9月30日の記者会見で自民党総裁として事実上、衆議院の解散を宣言した。 これに対して立憲民主党の野田佳彦代表が早速、憲法違反の疑いを唱えた。 これをどう捉えるか。 そもそも憲法第69条(衆議院で内閣を信任しない決議が可決された場合...
高森明勅6 日前4 分皇位継承問題立民の野田代表が女性皇族の配偶者やお子様にも皇籍を主張NHKNEWSが10月1日に「立民 野田代表“女性皇族に加えて配偶者や子どもに皇族身分を”」という記事を配信した。 これは1日夜、立憲民主党のインターネット番組「立憲ライブ」で、辻元清美代表代行と対談した時の発言だ。 野田佳彦代表の発言が以下のように紹介された。...
高森明勅9月29日4 分政治政治の新しい局面を迎え、首の皮一枚で繋がった皇位継承問題9月27日の自民党総裁選で石破茂衆院議員が総裁に選ばれた。 石破氏について、翌日の朝日新聞と産経新聞が足並みを揃えて「女系天皇に理解を示す石破氏」(朝日)、「前例のない『女系天皇』を排除しない考えを示した」(産経)と報じていた。...
高森明勅9月25日2 分皇位継承問題女性宮家を巡る三笠宮家の彬子女王、瑶子女王のお気持ち些か前のインタビューながら、三笠宮家の彬子女王·瑶子女王両殿下に、ご婚姻後も皇室にとどまるプランについて質問したインタビュー記事がある(『文藝春秋』平成21年12月号。聞き手は高清水有子氏) 先ず彬子女王殿下。 「(皇室典範の)改正次第で(婚姻後も皇室に)残ることになるかも...
高森明勅9月20日2 分皇位継承問題元最高裁判事で皇室法研究の第一人者、園部逸夫氏の死を悼む去る9月13日、元最高裁判事で「皇室典範に関する有識者会議」の座長代理などを務められた園部逸夫氏が、95歳で亡くなられた。皇室法研究の第一人者で、最後まで皇室の将来を憂えておられた。 小泉純一郎内閣に設けられた「皇室典範に関する有識者会議」の座長代理で、事実上の中心人物だっ...
高森明勅9月18日2 分皇位継承問題自民党総裁選「男系継承」を維持できる具体策を示して欲しい9月13日に自民党総裁選の立候補者の共同記者会見が行われた。 皇位継承問題を巡るそれぞれの見解も、安全運転ながら示された。 明治以来の「男系男子」尊重でほぼ足並みを揃えていたようだ。 しかし、一夫一婦制で少子化という条件下にあって、皇位継承資格の「男系男子」限定を維持しなが...
高森明勅9月13日3 分皇位継承問題憲法の世襲は男系を限定的に意味するという独自解釈への疑問拙稿が掲載された「歴史人」10月号が編集部から送られて来た。 「天皇と皇室の日本史」をテーマにした特集でなかなか充実している。 編集部がつけた拙稿のタイトルは「皇位継承の秘史 古代から江戸時代まで」。 別に「秘史」でもないと思うが、それは編集部権限なので言わないことにしよう...
高森明勅9月12日1 分皇室秋篠宮妃紀子殿下のお誕生日に際しての文書回答を拝読して…9月11日は秋篠宮妃紀子殿下の58歳のお誕生日。 心からお祝い申し上げると共に、お心穏やかな日々を祈り上げる。 この日、恒例により宮内記者会からの質問への文書によるご回答が公表された。 その最後に「海外で暮らす眞子について」という項目がある。 拝読して胸を締め付けられた。...
高森明勅9月9日3 分皇位継承問題皇位継承問題、小泉進次郎氏の質問回答は未整理か深謀遠慮か9月6日に小泉進次郎衆院議員が自民党総裁選への立候補を表明する記者会見を行った。 その質疑応答の時間に、産経新聞の記者から皇位継承問題への考え方について質問された。 これに対して、一見、模範解答で安全運転以外の何ものでもないような回答があった。...
高森明勅9月5日1 分皇位継承問題女性天皇を排除しても憲法違反にならないという見解は無理9月6日は秋篠宮家のご長男、悠仁親王殿下の18歳のお誕生日。 殿下はご成年をお迎えになった。 国民として心からお慶び申し上げる。 憲法第14条は「性別」による差別を名指しで禁止している。しかし、皇室には第2条の「世襲」規定が優先的に適用されるので、女性天皇を排除しても憲法違...