自民党、呆れた危機感の無さ
皇室典範特例法の附帯決議(平成29年6月)には以下のようにあった。
「安定的な皇位継承を確保するための諸課題…について、皇族方の御年齢からしても先延ばしできない重要な課題である…」と。
安倍内閣も、これまでの国会答弁で(少なくとも建前上は)同様の認識を共有していることを、繰り返し強調して来た。ところが自民党の危機感の無さは驚き。同党の岸田文雄政調会長は6月12日の記者会見で、次のように述べた。
「国民の関心や理解の度合いも注視しながら、必要であれば議論を行うことも考えていなかければならない」と。
今更、何を言っているのか。国家と国民統合の象徴である天皇と皇室の将来に対し、信じがたい無関心と冷淡さと言わねばならない。同党の参議院議員、山田宏氏ら5人が独自の議員グループを立ち上げたのも、そうした党内の無責任な雰囲気に苛立ちを感じたからだろう。
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