• 高森明勅

皇位の安定継承、4つのシナリオ


皇位の安定継承、4つのシナリオ

長年、放置され続けて来た皇位の安定継承への取り組み。

今年こそ解決を図らなければならない。その場合、どのようなシナリオを想定できるか。シンプルに整理すれば、以下の4通りのケースが考えられよう。


①皇位の安定継承に向けて、女性・女系皇族の即位を可能にし、それが実際に機能できるようにする為に、女性宮家を創設する。


②皇位の安定継承への取り組みを先延ばしして、皇族数を目先だけ確保する為に“一代限り”の女性宮家を認める。万一のケースに備えて、男系女性皇族の即位も可能にする。


③皇族数の確保も諦(あきら)めて、ただ皇室のご公務を分担する特別職の国家公務員(批判された「皇女」の看板だけは取り換える)を設けて、未婚の女性皇族がご結婚の後、国民の仲間入りをされた時点で就いて戴く。


④「まだ40年ある」(安倍前首相)ので(?)、いずれ「神風が吹く」(同)のを信じて(?)、ひたすら先延ばしを続ける。


改めて言うまでもなく、①~④のうち、実際に皇位の安定継承に寄与するのは、①だけ。この他、いわゆる旧宮家案は、(これまでの政府のやり方を見る限り)有識者会議の「論点整理」などに“リップサービス”として書き込まれることはあっても、現実的な選択肢として取り上げられるとは考えにくい。


果たして…。