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衆院選挙、何人かの気になる候補者についてのメモ

執筆者の写真: 高森明勅高森明勅

衆院選挙、何人かの気になる候補者についてのメモ


今回の選挙で気になっている候補者が何人かいる。

立憲民主党の野田佳彦代表(千葉14区)は絶対優勢なので、心配することは何もない。


但し、今回の選挙で立憲民主党がどれだけ勝てるかによって、今後、国会での野田代表の発言力も変わってくるはずなので、党全体としての躍進が大事になる(実は立憲民主党にも何人か落選させたい候補者もいるのだが)。


馬淵澄夫候補(奈良1区)はどうか。

一応、優勢が伝えられるが、皇位継承問題の今後の展開を考えると、絶対に国会にいて戴かないと困る。


先の立憲民主党代表選に立たれた吉田晴美候補(東京8区)も、皇位継承問題に理解がおありだ。


及ばずながら私も、ご本人からの依頼によって、地元の後援会の集まりで講演をさせて戴いたことがある。支援者から信頼されている様子が伝わった。これまでお会いした限りでは、手を抜かない性格のようにお見受けする。


今のところ優勢が伝えられているのは何よりだが、油断せずに是非とも当選して欲しい1人だ。


衆院副議長を務められた海江田万里候補(東京1区)は当初劣勢が伝えられたが、かなり持ち直しておられるようだ。旧立憲民主党時代に皇位継承問題に関する委員会の委員長を務められ、そこでご縁を戴いた。


聖徳太子の「十七条憲法」を信条としておられることを伺い、国宝に指定されている岩崎本『日本書紀』巻二十ニ(推古天皇紀)の該当部分の写しを差し上げたことがあった。


それから、津村啓介候補(岡山2区)は、私共が参議院会館の会議室で当時、政府が企てていた「皇女プラン」なる劣悪な制度の導入を批判する集まりを催した時(令和2年11月25日)に、周囲の国会議員に参加を促して下さった。


その場で、取り組みの進め方について「匍匐前進」論を唱えられて私と意見が対立したように、

考え方が食い違う所も少なからずあると思うが、恐らく今の政界の中で皇位継承問題に最も深く関心を寄せ、勉強もされているお1人ではないだろうか。


前回は残念ながら落選され、今回も対立候補者と拮抗状態のようだが、何とか国会に戻って来て欲しいと思う。


自民党から1人挙げるとすれば、船田元候補(栃木1区)は議員会館でお話した時も、考え方において殆ど一致した印象が強い。盤石の選挙基盤を築いておられるので心配はないだろうが、今後、自民党の中で一層存在感を発揮して貰いたい政治家だ。


ちなみに、私は妻と共に既に期日前投票を済ませた。

私の子供達や郷里にいる弟達、その家族にも投票を促している。


とにかく今回は、立憲民主党が少しでも多くの議席を確保して、今後の皇位継承問題を巡る政府·与党との綱引きで、可能な限り不利でない立場で交渉できることが望ましい。


だから、たとえ地元の候補者がボンクラ(?)でも立憲民主党に票を入れてくれ、と頼んでいる。

幸い皆、皇位継承問題の行方に関わることを直ちに理解してくれるので、心強い。 


追記

今月のプレジデントオンライン「高森明勅の皇室ウォッチ」は10月24日午前9時に公開予定。

私なりに立憲民主党にエールを送ったつもりだが(タイトルは編集部の裁量なので念の為)。

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