自衛隊員が「ゴッド・ブレス・アメリカ」を合唱
軍事コンサルタントで元アメリカ陸軍大尉だった飯柴智亮氏。
米軍現役時代に日米共同演習に参加した。
その打ち上げの時に、自衛隊員らが「ゴッド・ブレス・アメリカ」を合唱する場面に出くわして、「情けなくて涙が出そうに」なったという。
「自分が愕然としたのは、打ち上げのとき、自衛隊員たちが『ゴッド・ブレス・アメリカ』を合唱したことです。この歌はアメリカの準国歌と言っても過言ではない曲です。この曲が流れるとき、米国人は全員起立します。それを『ガイジン』である日本人がなぜ歌うのか
――いくらアメリカ軍人に対するサービス精神からとはいえ、やっぱりこちらからすると『ドン引き』ですよ。ちなみに、歌詞はこうです。
アメリカに、我が愛する土地に神のご加護がありますよう。
神がアメリカとともにあり、アメリカを導きたまいますよう。
夜の闇の中でも、天上から光で照らしてくださいますよう。
山々の彼方から、大草原を越え、白波の大海原まで、
神よアメリカを守りたまえ、我が祖国を。
…きつい言い方を承知で言えば、奴隷がご主人様に対してこびへつらっているイメージしか感じませんでした。それをしかも一般人ではなくて、自衛隊の将校クラスが歌っている。これは国辱ものですよ。
情けなくて涙が出そうになりました。でも本当に情けないのは、それを情けないと思っていない日本人です。もう最初から奴隷根性が染みついている。ここから脱却するのはなかなか大変だと思います」
自衛隊員が「神よアメリカを守りたまえ、我が祖国を」と歌って平気なのは、どう考えても普通ではあるまい。