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執筆者の写真高森明勅

日本は転換できる


日本人の転換点

日本は転換できる

漫画家の小林よしのり氏が、8月のゴー宣道場で私が「廃藩置県は日本人の『国民性』を変えた快挙…」と述べた、と指摘しておられる(8月5日「『国民性』を否定してはならない」)。よほど私の喋り方が下手くそだったのだろう。私が述べたかったのは以下のようなことだった。


「今の日本人が、求められている大きな転換(例えば皇位の安定的な継承を可能にする皇室典範の改正や自主独立を回復する為の憲法改正など)に臆病に見えるのを、(緩慢にしか変化しないはずの)『国民性』のせいにしてはいけない。現に、日本人は過去に偉大な変革を成し遂げた事実がある。その代表的な実例が廃藩置県だった。だから、今の日本人でもそれに匹敵する転換を実現できるはずだし、是非とも実現しなければならない」と。


恐らく小林氏の主張を上手く受け止めておらず、又説明の仕方も舌足らずだったのだろう。反省材料だ。

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