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執筆者の写真高森明勅

象徴天皇制の存続を望むなら…

10月15日、第4回立憲民主党

「安定的な皇位継承を考える会」に参加。


今回は、元内閣官房長官で

「皇室典範に関する有識者会議」

のメンバーだった古川貞二郎氏のご講演。


これまでの経緯を紹介された上で、

皇室典範の改正が求められている背景について触れ、

皇位安定の為の打開策を吟味された。


「皇位の安定継承の論議は、

男女共同参画の潮流やヨーロッパの王室の

傾向に合わせたものではない」


「たった1人の悠仁さまに

皇室の未来を全て担って戴くのは制度上、明らかに無理がある」


「時は既に遅きに失している、と言っても過言ではない」

「政治家の責任が重大なのは勿論ですが、

こんな大変な局面を迎えているのに国民は無関心なのでしょうか。

国民が盛り上がらなければ、政治も動きが鈍くなる」


「もうこれ以上、象徴天皇制が続かなくても良い、

と国民が考えるならともかく、その存続を望むのであれば、

皇室典範の改正はどうしても必要です」


強烈な危機感を表明された。


「国民が盛り上がらなければ…」との指摘は、

かねて世論に訴えようとして来た私には、

自分の無力さを突き付けられたようで、


耳が痛い。


私の質問に対して、昭和から平成への改元を巡る、

当時の小渕恵三内閣官房長官とのやり取りを、

生々しく証言して下さった。

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