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出雲への出講など

  • 執筆者の写真: 高森明勅
    高森明勅
  • 2018年9月13日
  • 読了時間: 2分

9月8日、仙台から一旦、帰宅。

準備をして直ちに高森稽古照今塾へ。

塾の後の懇親会が充実し過ぎか。

妙な経緯から私の日本神話論のエッセンスを語る。

スサノオは何故暴れたのか?

そこに神話の全体系を読み解く“鍵”が潜んでいる。

更に学生時代の武勇伝(?)も。

東映の「不敬」映画に抗議して、上映中の作品なのに、 あるシーンを丸ごと削らせた。

全国に技師を派遣したので、

映画会社としては大変な出費だったろう。

あの時、

「東京の本社に抗議しているうちは大丈夫だが、

京都撮影所に乗り込むのはヤバイ。

関西に入ると、冗談抜きでY組に拐(さら)われかねない」 と親切に忠告してくれた人も。

でも勇気を出して京都に赴いた。

だからこそ、最低限の成果は手に入れる事が出来たと思う。

東映は途中、金銭で解決を図ろうとする

気配はあったものの、手荒な真似をしなかった。

何よりY監督の誠実な対応には敬服した。

私にも人並みに向こう見ずな若き日があったのだ。

9日、毎日新聞出版刊行本の校正を済ませる。

10日、「ミス日本コンテスト」

50周年記念ムック用のインタビュー。

11日、SBビジュアル新書の「はしがき」

を書き上げた。

再校にもざっと目を通す。

私の著書としては初めての横組み。

不本意ながらやむを得ない。

そういえば、既に校了した

PHP研究所の監修本も横組みだった。

12日、出雲へ。

14日まで神職養成機関の大社国学館で2泊3日の集中講義。

少数でも熱意のある学生に教えるのは楽しい。

隙間を見て再校の作業の続き。

14日が締め切り。

出雲から帰って羽田空港の近くで渡す約束になっている。

だから出雲滞在中に仕上げる必要がある。

だが出雲では昼間の講義の後に、

地元の神職さんとお酒を飲む約束もある。

私はお酒が大嫌いという訳ではない。

どちらの約束も大切。

厳しい。


画像提供:Jay Yuan / Shutterstock.com

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