
秋篠宮殿下の御勘違い?
11月30日は秋篠宮殿下の53歳のお誕生日。 1人の国民として心からお祝いを申し上げる。 ただ、この日を控え、事前に東京新聞と 北海道新聞の取材を受けた。 お誕生日に際して予め行われる記者会見で、 秋篠宮殿下が来年に予定されている大嘗祭を巡り、 少し波紋を呼びそうなご発言をされたというのだ。 私のコメントの一部は両紙に掲載された。 私は残念ながら、秋篠宮殿下には いくつか御勘違いがあるのではないかと考えている。 まず、大嘗祭そのものは皇室の行事であっても、 その費用の出所をどう判断するかは、 専ら国政事項に属する。 皇族(しかも次代の皇嗣)が 敢えてそこまで踏み込んで、 政府の方針へのご不満を直接述べられたのは、 憲法が天皇に禁じた国政権能との関わりで 疑問を持たれかねない (天皇ではない皇族なら国政権能に 関与してよいという訳では勿論ない)。 それは、国民統合の象徴たる天皇の ご近親としても、必ずしも相応(ふさわ)しく ないのではあるまいか。 又、大嘗祭は天皇の一代に一度の 重大な祭儀であって、皇族といえども、 天皇(今回なら今上陛下と祭りの当