
秋篠宮殿下のおことば
11月30日は秋篠宮殿下の52歳のお誕生日。
国民の1人として心からお祝い申し上げ、
平素のご献身に深く感謝を捧げる。
今回のお誕生日に際しての記者会見は、
図らずも皇室が現在置かれている厳しい現実を、
如実に映し出す内容を多く含んだ。 殿下は記者会見の中で、
天皇陛下のご譲位が可能になった事に対し、
次のように仰っている。 「様々な意見がありましたけれども…
私たち家族はそのことについて一様に安堵しております」と。
先に、皇后陛下が 「計りしれぬ大きな安らぎを覚え、
これを可能にして下さった多くの方々に深く感謝しております」
と仰った事とまさに一致している。 特に「一様に」とのご表現に注目すべきだろう。 又、一部の者らが唱えた、
天皇と上皇のいわゆる“二重権威”への危惧については、
明確に以下のように言い切っておられる。 「陛下は元々譲位するときには、それまでされていた
国事行為を始め、全ての公的な活動を次の天皇に譲るという
気持ちを持っておられました。
そのことからも、そういう二重権威という言葉が
適当であるとするならばですが、心配も