高森明勅

2019年2月11日1 分

自主独立へのチャンス?

2月10日。


 
今年最初のゴー宣道場。


 
ゲストは国際政治学者で

拓殖大学教授の川上高司氏だった。


 
防衛問題の専門家でいらっしゃる。


 
たっぷり専門知識を披露して下さった。


 
以下は私なりの感想。


 
アメリカの衰退と中国の台頭。


 
少なくとも東アジアでの米中の力関係はいずれ逆転する。


 
それがたやすく予見できる局面を迎えている。


 
このトレンドは簡単には抑止し難いだろう。


 
そうであれば、わが国の選択肢は3つ。


 
その1。

時代の趨勢には目もくれず、

アメリカにしがみつき続けて、

これまでの対米従属を“できるだけ”長く続ける。


 
その2。

対米従属を止めて、さっさと中国への従属に転換する。


 
その3。

覚悟を決めて、自主独立の道を選ぶ。

安倍政権はひたすら「その1」を目指しているようだ。


 
反米護憲勢力は、自覚しているか否かはともかく、

事実上「その2」を求めているように見える。


 
川上先生は、アメリカから中国への

パワーバランスの逆転は、むしろ「その3」を選ぶ

チャンスではないかと示唆して戴いた。


 
そのチャンスを生かす為には

憲法改正を避けて通る事はできないはずだ。


 
3月の道場にも繋がる回になった。

    30