高森明勅

2017年11月18日1 分

一夫一婦制と皇室

日本経済新聞編集委員の井上亮氏。
 

皇室が直面している「構造的」な危機を、
 
きちんと理解しておられるようだ。


 
「近代以降の文明社会の基本倫理である
 
一夫一婦制では男系継承はいずれ行き詰まる運命にある」


 
「今上天皇の孫世代の継承者は同(悠仁)親王
 
ただ1人という危険水域に達している。
 
歴史上、同世代で皇位継承資格者が1人という例はなく、
 
今後の出生率で予測すれば断絶の可能性がきわめて高い」


 
「一夫一婦制を採用した時点で男系継承の破綻は必然だった。
 
…悠仁親王に子沢山を期待する神頼みでは解決策にならない。
 
…旧皇族の子孫を復帰させても男系継承の構造的な問題は変わらず、
 
危機を先送りするだけだ」


 
「秋篠宮家の眞子内親王に続き、結婚により若い女性皇族が
 
いなくなってしまえば、この(女系容認という)選択さえ
 
不可能になってしまう」
 

政府・国会は、いつまで皇室典範の改正による
 
女性宮家の創設と女系容認を先延ばしするつもりか。


 
日本人は皇室の存続を望まないのだろうか。

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