高森明勅

2017年10月5日2 分

もう1人、当選して欲しい政治家

先に、今回の衆院選で当選して欲しい政治家を3人挙げた。
 

 
野田佳彦氏(千葉4区)、
 
馬淵澄夫氏(奈良1区)、
 
山尾志桜里氏(愛知7区)の3人だ。


 
『週刊文春』(10月12日号)の選挙予測
 
(10月3日時点のデータによる)では、
 

 
それぞれ以下のような状況。


 
野田氏―A(安定)。
 
馬淵氏―B(優勢)。
 
山尾氏―C+(やや優勢)。


 
投票日はまだ先。
 

 
だから油断大敵。


 
特に山尾氏は薄氷の戦いだ。
 

 
ぜひ勝ち上がって貰いたい。


 
さて、以上の3人の他にもう1人、
 
ぜひ当選して欲しい政治家を加えなければならない。
 

 
それは他でもない、立憲民主党を立ち上げた
 
枝野幸男氏(埼玉5区)。


 
前回のゴー宣道場には、民進党の代表選挙前の
 
忙しく制約の多い中、義理堅く登壇して戴いた。


 
その時、自衛隊違憲論を唱える、
 
論争家の井上達夫氏を向こうに回し、
 
堂々と合憲論で真正面から渡り合い、
 
平静を保ちつつ一歩も引かなかった姿が、
 
印象深い。
 

 
単に頭脳明敏で弁が立つというだけでなく、
 
政治家としての「器(うつわ)」を感じさせる一幕だった。


 
今回の新党の立ち上げも、臆する事なく、
 
たった1人(!)で、強大な「反リベラル」勢力に
 
立ち向かう姿を明確に示した。
 

思想的、政治的な立場を別にしても、

拍手を送りたくなる「男前」ぶりだろう。


 
党の方向性も、希望の党が“正体不明”という
 
イメージを拭えないのに比べ、民進党の理念、政策を
 
受け継ぐという立場を鮮明にしている。
 

 
直前の民進党代表選挙に立候補した
 
政治家として、筋が通った姿勢だ。


 
「立憲民主党」という党名も、
 
“古臭く”て好感が持てる。


 
先の選挙予測では、
 
自民党の候補者がC-(やや劣勢)
 
であるのに対し、Bとされている。


 
しかし勿論、楽観は禁物。


 
どうか圧勝して欲しい。

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