高森明勅
2017年6月19日1 分
以前に紹介したかも知れない。
浅見雅男・岩井克己『皇室150年史』(平成27年刊)
にこんな記述がある(カッコ内は引用者)。
「(昭和22年の旧宮家の皇籍離脱)以降に元宮家に生まれた者は
『元皇族』とはいえない。もしそう自称すれば詐称である」
「念のためにいえば(竹田)恒徳の3男恒和(竹田恒泰氏の父親)も
…生まれたのは竹田宮家がなくなったあとだから元皇族ではないし、
本人がそう自称したこともない。
…元皇族で…それを鼻にかけて問題を起こしたような例は
なかったようだ。
ついでにいえば、かつて皇族だった人、
つまり『元皇族』の血を引いている若者が、
『元皇族』として書物を出したり、
雑誌やテレビなどにしきりに登場したりもして
いたが、そのようなことも時とともにあり得なくなる
にちがいない」
著者は、お2人とも皇室を追究してきたジャーナリスト。
そうした「詐称」は、
腹に据えかねているのだろう。